サッカーワールドカップ

オーウェン復帰まで五ヶ月、そして日本敗退。
ああ、僕のW杯は終わっちまったよ…

とはいかない!
オーウェンがチームの勝利を信じ、確信しているのなら私もまた信じよう。
ウェイン、今こそワンダーボーイの真価を見せるときだ!
私がワンダーボーイと認めるのはオーウェンと君だけだ!

でも日本は敗退したわけで

ブラジル戦、前半は川口のミラクルセーブの連発で攻撃を凌ぎ、少ないチャンスを玉ちゃんが決めてくれました。
多くの日本人がもしかしたらいけるかもと希望を持たせてくれた見事なシュートでした。

ただ、前半42分頃、私は少し不安になりました。
点を入れた勢いを殺さずもう一点、そしてそれを守りきり…といった展開が理想でしたが、流れは豪州戦のそれと似ているように感じました。
DFの集中が切れ掛かっている、と。
前半45分、ロスタイムが1分と表示された時、私は日本のシュートで(入れる入れないかは別として)ゲームを切って欲しいと願っていました。
後一分、その気持ちはリードしている者にとって大きな隙を生みます。
そして、嫌な予感は現実のものに…

『怪物ロナウドが決めた』

母国メディアからこき下ろされ、クラブサポーターからも散々言われてきた彼が、ついに復活の狼煙を。
日本にとって、この一点は大きかった。
後一点とればよかったものが、もう2点取らなければ行けなくなった。
そして何より日本の弱さが出てしまったからだ。

日本の失点の多くは技術的な面よりも精神的な面が強いと感じます。
集中が切れたところで失点、そしてそのまま立て続けに失点を重ねる。
豪州戦がそうであったように、今までの日本がそうであったように。
だからこそ、集中を切らして欲しくなかった。気持ちで負けて欲しくは無かった。
技術で負けていることは明らかなのだから、対抗する術は気持ちしかないと思っています。
そういった点ではやはり多くの課題を残した試合だったと思います。


ですが、私は帰ってくる日本代表には胸を張ってもらいたいと思います。
気持ちが切れる、これは日本の最大の弱点です。
しかし、気持ちで負けなければ王者ブラジルとも渡り合えるということを見せてくれました。
結果も内容も、確かに伴わなかったかもしれない。
けれど、最後は自分の行なった試合に誇りを持って帰ってきて欲しい。
厳しい批判や罵声が待っているとしても。
そう、私は思います。



それにしても、ブラジルは大きな収穫を得ましたね。
ロナウドのコンディションが上がってきたということは何事にも代え難い収穫だと思います。
トップコンディションのロナウドオーウェンの対決を是非見たかった…
だからルーニーにはオーウェンの分まで頑張って欲しい。