保険からなにやら膨らんだ話

一応トラックバックをしておきます(id:rainydays212)

思っていたより高齢者の方々の自殺数が多いということにびっくり。
40〜50代の人は仕事かなんかで上司と部下との板ばさみ状態で追い詰められる、というのは分かるのですが、60代が中々理解しがたい。
これから自由な時間も増えて好きなことが出来る、様な気がするのですが、もしかすると生きがいであった仕事が無くなって生きることに目的が見出せなくなってしまったのかも。
よく仕事をやめたとたんにボケが進行すると言われますし、急な環境や状況の変化は精神的にも影響があるのでしょうかね。

経済状況と自殺数の関連性については特に疑うべきところは無い感じですね。
お金に固執しない人も多く居ますが、お金が無くては生きていけないのは事実。
無職の人が一番自殺する、と言うのも分かります。

カウンセラーも、もしかしたらあまり役に立たないのかもしれませんね。
お金が掛かる、という時点で自殺者の多い無職の人は利用しづらいですし、何より専門家といえども自殺に対する効果的な措置が出来るかどうかは難しいところ。
それよりももっと身近な人のほうが効果的な対応が出来るかもしれませんしね。

そもそもカウンセリングを受けること自体が自発的なものですし、自殺しようとまで思っている人が利用するかどうかも分からないですしね。

ただ、自殺してしまう人と鬱病などで踏みとどまる人って、ほんとにごく微妙な差だと思うんですよね。
自殺するつもりでも誰かの一言で思いとどまるといった場合もあるでしょうし、その違いを分析できれば、あるいは予防策なんかも立てられる可能性があるんじゃないかなと思ったりもします。
まあ、私はそっちの方面は素人なのでどうとも言え無いのですが。

現状の社会状況が自殺に結びついていることはほぼ間違いないわけですから、やはり自殺を根本的に解決するには、この社会状況を抜本的に変えていくしか無いのかも知れません。

あ、後いのちの電話、あれは結構効果があるみたいですね。
恐らく日本で自殺者が多いというのは社会状況のほかに、問題を自己解決しようとする内包的な日本人気質も関係あるのではないかなと思います。
上にも書いた通り、誰かの一言で、とか友人やいのちの電話等で自分の中にあるものを誰かに話したり、ということで踏みとどまる人は多くいるようです。
自殺してしまった人は一人で問題を抱え込んだままだったのではないでしょうか。
カウンセラーの数を増やしてもあまり効果が無いのかもしれませんけど、
いのちの電話の受け手を増やす必要はあるかもしれません。
かけたのに話中だった、ということがあったらしいですから。

救えたかもしれない命が失われたということは実に悲しいことです。

なんか結論らしい結論には達してませんが、自殺者が出ないような社会環境になってほしいなということで。