医療から日本を考える

朝(昼に近い)起きたらテレビで日本の医療水準がどうとかやっていたのを視て少し思ったことを書いてみたり。
日本では日本皆保険制度かなんだかで全ての人がどこかしらの医療保険に入るようになっています。
この医療保険によって私達は自己負担を3割ないし1割で医療を受けることが可能になっています。
この制度が出来た流れとかは面倒なので割愛しますが、私がちょっと気になったのは日本の医療費が高いと感じている人が意外にも多いということです。
日本は先進国の中でも治療費は安い部類に入ります。
安い部類に入るのですが、そもそも他の国との比較などどうでもいいわけで、他の国にあわせてたら消費税20%位になっちゃうでしょうし(笑)
とりあえず高い、と感じているということはもしかしたら病院にはあまり通わず自然治癒にまかせっきりという人が結構多いのではないかと心配になります。
ただの風邪であれば問題無いのですが、それが大きな病気だった時に手遅れになったりすることもあるのではないでしょうか。

日本は衛生水準、医療水準共に世界でもトップクラスの国です。
様々な病気、かつては死を待つのみとされたガンでさえも早期に発見できれば助かります。
日本という国は、病気を常に気にしていれば大概の病気は治すことが出来るのです。
にもかかわらず、めんどくさいとか高いからという理由でこの高い水準の医療機関を使わないというのは勿体ない気もします。
逆に、これだけの医療水準があるにもかかわらず、行き辛い雰囲気を作ってしまっている医療のほうにも問題があるのかもしれません。
もっと気軽に自分の健康を相談できる環境が整えば、高い医療水準を最大限に発揮できるのではないでしょうか。

…って、本当に書きたいのはこっちじゃなかった。

上に述べたように、日本の衛生、医療水準は世界でも有数の高さを持つわけですが、その反面先進国の中で自殺率が非常に高いというのをご存知でしょうか。
日本はとても時間に正確です。これは電車のダイヤグラム一つ見てもよく分かります。
社会状況はというと、過酷な競争社会です。
それに、日本人というのはおよそ律儀で周りの目を非常に気にする気質です。
つまり、私達は毎日を普通に過ごすだけで神経をすり減らしているといっても過言では有りません。

ようするに、体へのケアが万全でも、心へのケアが行き届いていないのではないでしょうか。
現在社会問題ともなっている引きこもりといった状況や、自殺サイトといった、精神的に非常に不安定である人は少なくないでしょう。
戦後60年間、工業、医療技術を発達させてきた日本ですが、これからは精神面でのケアを重視していくべきではないかなと思います。