データについて語ってみる。

本日はユニット・パイロット複合編

総合回避値とSP、特殊能力の関係について

ユニットとパイロットを合わせた際にもっとも重視する部分はやはり総合回避性能であると私は思うのです。
回避は相対的に命中の値との兼ね合いを考えるのが普通ですが、同時に他キャラの回避値との相対的なバランスも考えなくてはいけません。
仮に総合回避が450と400の二名が居たとします。この400という値はオリロボ時点では標準的なリアル系の回避能力といったところでしょうか。
もし400の回避値に合わせ、これに50%の命中率をたたき出すよう命中値を設定した場合、当然のことながら450の人には当たりもしません。
回避能力というのは攻撃力・防御力によるパワーバランス以上に細かく難しいバランスにあると私は考えます。
なぜならこのほかにSPや特殊能力について考えなければいけないからです。
とりあえずここで回避率に影響を与える代表的なSP、特殊能力を挙げてみましょう。

SP

集中:一ターン回避率30上昇
ひらめき:一度のみ回避率100%
かく乱:一ターン敵命中率半減

パイロット特殊能力

(超)底力:瀕死時回避率(50)30上昇。
分身:レベル/16の確率で回避率100%

ユニット特殊能力

分身:気力130以上で回避率100%
超回避、緊急テレポート:設定次第
ECM:命中率を(100 - Lv * 5)%にする。
ステルス:Lv+1マスからの攻撃に対し敵の命中率を元の80%にする。


ざっとこんなもんでしょうか。
この中で私が注目したいのは『継続的に、数値的な回避能力を上昇させるもの』です。
つまり割合や確率発生ではないものです。
なぜならこうした敵の攻撃命中率に依存せずに直接数値を下げることができるということは、回避率100%、すなわち被弾率0%をたたき出しやすいからです。
敵の攻撃を回避するということは攻撃を受けて耐えるとは違い、不確定要素に頼る場合が大半です。しかし、被弾率0%ということは絶対回避であり、確定要素による無敵が確立されるわけです。
先ほどの450と400についてもう一度考えて見ます。
もし450の人が集中を持っていて回避率を100%にしたくないがために命中値を480以上まで引き上げたとします。そこで400の人が回避率を上げる手立てが無いとしたら、
被弾率80%以上が確定します。
つまり、標準的リアルのはずの人はほぼ回避が見込めなくなる、ということです。
もし450の人がさらに底力を持っていて、それにあわせて命中値を引き上げたら…
もうお分かりでしょう。
400の人は避けることはできなくなります。
つまり、回避値とはパイロットの回避値、反応値、ユニットの運動性を足し合わせた数値だけではなくSPや特殊能力を加味して設定すべきということです。
至極当たり前ですけど(笑)

これらの点に留意しつつ総合回避値についてもランク分けをしていきます。
450以上 :圧倒的な回避性能。集中だけで一ターン持続するひらめきと化すことも。
440〜450:基本的な回避上限。
420〜440:高機動型〜超回避型。集中をつける場合も一度良く考えよう。また、底力系は集中と同時に持たせないように。
400〜420:標準的なリアル系の回避。ただし集中がないと回避は困難な場合も。
380〜400:前期型リアルや若干遅い機体等。集中があればそれなりにかわせる。
380以下 :グレーやスーパーなど、あまり回避が得意でない。
集中による修正込みで460に達すればかなりの回避性能であると言える。底力も同様。
とりあえず回避400を越えて集中を覚えるような奴に超底力とかを付けてはならない。
あと、速いと言うだけで分身を付けるのは自分のところだけでやるべきだろう。速いのは運動性でわかっている。
…というのが私の意見。

やっぱり集中ってかなりの曲者ですね。沢山使われてるけど、高回避には最強のSPであることは間違いないでしょうし。